2024年6月5日水曜日

5月26日(日)  毘沙門天大祭


当日は幸いにして雨にも当たらず

お天気にも恵まれました。


コロナウイルスの影響も


少しずつ収まりをみせています。


今年は例年通りに近づくべく


11人のお寺さんで

法要を執り行いました。


檀家さん方も多くお見えいただきましたが


感染防止のため


お斎だけはお持ち帰りいただきました。


毘沙門さまも


一年一度の御開帳ともあり


皆様方に拝んでいただきました。


四国八十八カ所霊場の地(砂)を



願いを込めて歩いていただき



護摩焚きをし



厄を払い皆様方の



ご健勝を祈りつつ




無事に執り行われた事を



心より感謝申し上げます。


2024年3月19日火曜日

3月17日 涅槃会

3月17日(日)午後3時より涅槃ダンゴ撒きを行いました。


コロナウイルス等の問題もあり
参加者は少ないのではと思っていましたが


実際には多くの方にお越しいただき感謝致します。



お経を上げました。


涅槃会の日は、通常お釈迦様が亡くなられた日の
2月15日となりますが


こちらの地域や当山では
1カ月遅れの3月15日に行います。

その後、絵解きを致しました。


中央に横たわっているのがお釈迦様、
右上には生母摩耶夫人(まやふじん)がいます。

摩耶夫人はお釈迦様がお生まれになった7日目に
亡くなられたと伝わっていますが
お亡くなりになりそうなお釈迦様を案じ
長寿の薬を与える為にこられたと言われいます。


摩耶夫人がお釈迦様を案じられて投じられた薬袋が
お釈迦様には届かず枕元の木に描かれています。

こちらは皆さんが病院に行かれた際のお薬で
「投薬」と言われる起源となっています。


お釈迦様を囲う様に立っている
沙羅双樹(さらそうじゅ)の木もまた、
右側の4本が白く枯れています。

人間だけではなく動物や植物も悲しんだことを表しています。


左側の4本が青々としていることと
4本が白く枯れていることから
お釈迦様が亡くなられてもその教えは枯れることなく
受け継がれていくことを示しています。


お釈迦様に触れている老婆はお釈迦様に
乳粥を施したスジャータであります。

等々いくつかの絵解きを致しました。


また、コロナウイルス感染防止のため
ダンゴ撒きはせずにお菓子などを皆さまにお持ち帰りいただきました。


このダンゴにも今があり、白は骨、赤は血、黄色は肌となります。
各々が自ずの物になるようにとの事であります。


初めてご来寺された子どもさんもいられこれからも
時々お寺に足を運んでもらえるとお寺もまた活気が出てきます。

ご参加いただいた皆様には心より御礼申し上げます。